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おっさん36歳のちょっとしたつぶやきだと思って読んでもらえると幸いです。
本日は、TOEICと少し話はそれてしまいますが、英語の辞書について
書きたいと思います。
さかののぼること、20年ほど前の
高校生の時。
英語の辞書にハマったことが
あります!
当時、英語の授業では、生徒がみんな紙の英和辞典を持参して
授業を受けていました。→時代を感じますね(笑)おそらく、今は
コンパクトな電子辞書にとって替わっているんでしょうが。。。
当時の私はその分厚い紙の英和辞典が、猛烈に好きなへんな学生でした。
当時使っていたのが、↓のライトハウス英和辞典でした。もちろんもっと
古い版でしたが。
この英和辞典の最初のページにあるはしがきと呼ばれるものが
お気に入りでした。
はしがきとは、辞書を作った編集者のあいさつみたいなものです。
普通、辞書は単語の意味を知るために使うので、はしがきなんか 読む学生は
皆無でした。単語の意味や使い方がわかればいいので。
私は、はしがきに記載されている、編者の辞書作りへの熱い想いにいちいち
感銘を受けていたのです。だいぶズレていますよね(笑)
はしがきの内容は大体こんな感じでした・・・
・この辞書を作るにあたり、誰々の協力なくしては作れなかったとか
・昨今の時代情勢にあわせて、辞書作りの姿勢も柔軟に対応しなけれ
ばならなかったとか
・これまで、受け継がれてきたDNAを受け継ぎながらも新しい時代に向けて
画期的に作りかえたとか
・この編集期間に惜しくも◯◯先生が惜しまれつつ亡くなられたとか
それを当時の私は繰り返し読んで、もの想いにふけっていました(笑)
「この辞書を作るまでに、たくさんの困難を乗り越えて今、この辞書が存在するのかあ〜」
英語の授業中は、辞書を読んでいても特に怒られることはなかったので
毎回授業中に読んでいました。
自分と違う辞書を持っている人がいると、同じようにその辞書の編者や歴史を
調べるようになりました。
当時、多くの学生が持っていたのが↓「ジーニアス英和辞典」でした。
収録語数、使いやすさで他をよせつけない定番辞書でした。
編者である小西友七さん、南出康世さんを高校生ながら先生付けして
呼んでいたのは周りには私だけだったと思います。
自分が持っているライトハウス英和辞典とジーニアアス英和辞典を比較して
収録後数ではジーニアスが勝っているが限られた紙面の中で、
工夫されているのはライトハウスだとか訳のわからないことを言ってました。
この辞書に記載されている例文は、ネイティブの校閲を受けているから
しっかりしている。こちらの例文は少し古めかしい使い方だとか。
今、考えると高校生が読む英文なら、収録後数が7万だろうが
20万だろうそんな大差ないはずなんですが。。
↑収録語数が多く普通の紙辞書の2倍の厚さはあるであろう
リーダースは最後の砦とか勝手に決めていました。
本屋さんや、学校の図書館に置いている英和辞典を見つけると
テンションが高くなったのを覚えています。
そんなこんなで一時期
Lexicographer:レキシコグラファー(辞書編集者)
になりたいと思ったこともありましたが、国立大に行ける学力もなく
夢となりました。
今、考えると辞書編集者という仕事は才能も忍耐も集中力もあり全然
私には向いてなかったのでよかったですが(笑)
大学に入ると、あんなに紙の辞書が好きだったのにも関わらず、
いつのまにか電子辞書にしていました。
今では本屋さんで辞書コーナーの前を通るたびに、
「そういえば昔、辞書が好きな時あったなあ〜」と
懐かしくなります。
単語を調べるのもスマホで済ましてしまうぐらいですから、あの情熱は
一体どこに行ったのか不思議になります。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。